放射線治療品質管理機構について

I.放射線治療品質管理機構とは
 平成13年から平成16年にかけて、多くの国立・公立・私立病院において発生した放射線治療における過剰照射や過少照射による医療事故は、がん罹患率の上昇とともに需要の増加しつつある放射線治療の潜在的危険性を改めて認識させるとともに、更なる放射線治療の安全管理体制確立の必要性が問われる結果となった。
  そのため、放射線治療に関連する5つの学会および団体(日本放射線腫瘍学会、日本医学放射線学会、日本医学物理学会、日本放射線技術学会、日本放射線技師会)では、医療事故防止対策についての検討を、各学会・団体から任命された委員で構成された「放射線治療の品質管理に関する委員会」に付託することとし、各学会・団体が合同で検討することを確認しあった。平成16年5月から10月の間に開催された6回の委員会を通して、放射線治療の医療事故の根本的原因の究明と、それに対する対策に関して、各委員により鋭意検討が行われた。その結果、「放射線治療における医療事故防止のための安全管理体制の確立に向けての提言」にむけて、中間報告をまとめ、また、その具体的な対策の一つとして放射線治療品質管理士制度を創設することとした。
  この中間報告の作成と制度の創設をもって、「放射線治療の品質管理に関する委員会」の役割は一応終了したため、10 月10 日付けでこれを発展的に解消し、「放射線治療品質管理機構」を新たに創設することとした。
  本機構では、すでに平成17 年1月9 日と3 月5 日に第1回と第2回の「放射線治療品質管理士講習会」を開催し、合わせて355 名の放射線治療品質管理士を認定した。さらに、毎年この「放射線治療品質管理士講習会」を開催し、現在までに582名の放射線治療品質管理士を認定している。このように、本機構は、放射線治療関連5学会・団体が一致団結して、日本全体の放射線治療の統一的な品質管理の向上に向けて、大きな寄与を行うことを目的としている。

 

II.放射線治療品質管理機構規約
放射線治療品質管理機構規約

 

III.会員・役員
放射線治療品質管理機構の会員は、以下の団体をもって構成されています。
1 日本医学物理学会
2 (社)日本医学放射線学会
3 (社)日本放射線技師会
4 (社)日本放射線技術学会
5 日本放射線腫瘍学会
(五十音順)
理事長  早渕尚文 久留米大学医学部放射線医学講座 教授
副理事長  遠藤真広 放射線医学総合研究所 企画部 部長
副理事長  吉浦隆雄 産業医科大学病院 副技師長
理事  池田恢 市立堺病院 副院長
理事  奥村雅彦 近畿大学医学部附属病院中央放射線部 技術主任
理事  熊谷孝三 広島国際大学保健医療学部 教授
理事  佐藤弘史 放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院 診療放射線技師
理事  白土博樹 北海道大学医学部 助教授
理事  新保宗史 埼玉医科大学総合医療センター放射線治療品質管理室 助教授
理事  中川恵一 東京大学医学部附属病院放射線科 助教授
理事  福田茂一 (財)若狭湾エネルギー研究センター研究開発部粒子線医療研究室 主任研究員
理事  保科正夫 群馬県立県民健康科学大学 教授
理事  山田章吾 東北大学医学部内科病態学講座放射線腫瘍学分野 教授
理事  山森和美 帝京大学医学部附属市原病院中央放射線部 主査
監事  熊谷和正 (社)日本放射線技師会
監事  平林久枝 (社)日本放射線技術学会
(理事、監事は五十音順)  
平成20年10月1日現在